無資格から歩む訪問介護士のキャリアパス

 

医療技術の発達により、平均寿命はかつてに比べて著しく伸びた現在。
介護サービスのニーズは非常に高いです。今後も、より一層伸びていくことは間違いありません。
そのような将来性のある介護業界を職として検討している人も多いと思います。

介護の中でも、弊社さんずビーイングでは訪問介護を行っております。
ここでは、あくまでさんずビーイングでの例になりますが無資格の方に向けてどのようなキャリアを歩めるのかを説明しています。
訪問介護の仕事に興味はあるけれど、資格を持っていないからと諦めてしまっている方に是非読んでいただきたいです。
たとえ資格を現在保有していなくても活躍できるルートは十二分にあります。

また、弊社さんずビーイングでは資格取得を支援しているので、弊社で働きながら資格取得を目指す環境が整っています。

 

訪問介護員は無資格でも働ける?

 

訪問介護はその名の通り、介護を必要とする利用者の方の自宅へ訪問し、介護サービスを提供することをいいます。
一人では生活が困難な方が自宅でより良い生活を維持するために重要なサービスです。

利用者の方の身体に触れる、責任が大きく伴う業務になるので当然ながら、無資格では介護サービスは提供できません

 

キャリアの流れ

未経験スタート (3~6か月間試験勉強 )

先輩スタッフと一緒に実務に入ります(2週間~1か月)

独り立ち

実務者研修


介護福祉士 一人前 国家資格でありみんなが目指す一つのゴール

相談支援員 ケアマネージャ サービス管理責任者 などに派生する

 

 

 

初任者研修(旧ヘルパー2級)

 

初任者研修とは
介護の仕事は大きく、「生活援助」と「身体介護」の二つに分かれます。
料理や掃除などを行う「生活援助」については資格は特に必要ありません。
しかし、利用者の方の身体に直接触れる「身体介護」をするには、必ず介護の資格を有している必要があります。
そして、介護職員初任者研修は、介護の仕事に就くうえで最低限持っておきたい資格です。
在宅・施設問わず、介護職として働くうえで基本となる知識・技術を習得する研修となっています。

家族の介護のための勉強として初任者研修を習得する方もいます。

比較的誰にでも挑戦しやすく、介護の入門といえる資格です。

取得するメリットは?
まず、資格保持者となるので資格手当がつき給料が上がります。
さらに、基礎的な知識・技術が身につくので日々の業務をより円滑に進められるようなります。
キャリアアップの第一歩にもなります。

取得するには?
受験資格は特にありません。誰でも受験できます。
取得には、講義と演習で構成される約130時間の研修受講と、修了試験に合格する必要があります。
研修受講は自宅学習と研修実施校での学習を合計した時間です。そのカリキュラムや時間割は
場所によって変わります。土日に通うもの、夜間に通うもの、短期的に集中して行うもの。
自分に合ったものを選ぶことができます。

合格難易度
修了試験は選別のためというよりは、学んだことの復習という側面の強いものです。
多くは70点を合格基準点としていることが多いです。そして基本的には選択式です。
仮に不合格でも追試が受けられます。
追試も入れればほとんどの人が受かるような試験となっています。

実務者研修

 

実務者研修とは
初任者研修が介護の入門であるならば、実務者研修は介護福祉士の入り口といえます。
国家資格であり目指すべき一つのゴールである介護福祉士を受験するのに、実務者研修を修了する必要があります。

取得するメリットは?
まず、資格保持者となるので資格手当がつき給料が上がります。
訪問介護のサービス提供責任者として働くことができます。(初任者研修では不可能)
サービス提供責任者とは介護事業所には必ず配置されるものなので仕事の幅が広がります。

取得するには?
受験資格は特にありません。誰でも受験できます。
取得には、講義と演習で構成される約450時間の研修受講する必要があります。
初任者研修と同様の分野に加え、コミュニケーション技術や医療的ケアなどより専門的な知識を学びます。
初任者研修と共通している科目があるため、初任者研修を修了している者は共通科目に関しては免除されます。
(130時間分)
場所によっては修了試験がありますが、初任者研修と同じような形式の試験なので難しくはないでしょう。

合格難易度
よほどのことがない限り修了できます。

介護福祉士

 

介護福祉士とは
介護に関する唯一の国家資格です。

取得するメリットは?
就職・転職・復職に有利であることや、収入・キャリアアップなどの待遇面で優遇されることがあります。
介護のスペシャリストとして認められる資格であり、雇用する側からのニーズが高いです。

取得するには?
大きく3つのルートがありますが、ここでは実務経験ルートについて説明します。
まず、実務経験が3年以上必要になります。
さらに、実務者研修を修了している必要があります。
この二つを揃えて初めて介護福祉士国家試験を受験できます。
試験は毎年一回。
1月下旬に筆記試験があります。

合格難易度
試験は11科目の125点満点で行われます。
総得点の60%以上を取得、かつ11科目全てで一定の点数(1点以上)を取得すると合格となります。
得意な科目で点数を稼いでも苦手な科目が壊滅的では受からないということです。
合格率は約7割。

その後プロフェッショナルへ

ケアマネージャー(介護支援専門員)

ケアマネージャーとは、介護を必要とする方が介護保険サービスを受けられるようにケアプランの作成や
サービス事業者との調整を行う、介護保険に関するスペシャリストです。
ケアマネージャーになるには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格する必要があります。
そのためにはまず、実務経験5年以上が必要です。

相談支援員


相談支援専門員とは、障害のある人やその家族が自立した生活を送ることができるようにサポートするスペシャリストです。
相談支援専門員になるには、まず障害のある人への直接支援などの実務経験3~10年が必要です。
既定の年数を満たすと相談支援従事者初任者研修を受講することができます。
それに合格すると相談支援員として働くことができます。

サービス管理責任者


サービス管理責任者とは、障害福祉サービスを提供する事業所において適切なサービスが提供できるように
全体的な管理を行う者のことをいいます。
いってしまえば、事業所の「まとめ役」ともいえる立場となります。
サービス管理責任者になるには、まず3~8年の実務経験が必要です。
既定の年数を満たすと、まず約30時間の基礎研修を受けます。
その後、約20時間の実践研修を受けることでサービス管理責任者になることができます。
また、これは5年に1度更新研修を受講する必要があります。

おわりに


全体的な流れと、それぞれの資格の内容がわかったのではないでしょうか。

無資格でも意欲があれば介護業界で働きながら資格を取得しキャリアアップすることは可能です。

弊社さんずビーイングではそのような意欲のある方を積極的に支援しています。

さんずビーイングは愛知県春日井市の訪問介護事業所です。
訪問介護を中心とし障がい者の方達や高齢者の生活や楽しみのお手伝いをしています。
現在一緒に働く従業員を募集していますので、ご興味ある方はぜひ採用情報を御覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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